生理痛

月経が始まると、下腹痛や腰痛、頭痛、倦怠感、吐き気などの症状がみられることはよくあり、これらは「月経随伴症状」と呼ばれます。その症状が強く、生活に支障をきたすような場合を「月経困難症」と呼びます。
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ひどい生理痛で考えられる病気としては、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症などがあります。原因となる病気がなくても生理痛がひどい場合は、子宮内膜で生成されるプロスタグランジンという痛み物質が体質的に多いことが考えられます。プロスタグランジンは、子宮を収縮させて、月経血の排出を促す働きをしていますが、分泌量が多すぎると子宮が強く収縮して生理痛がひどくなります。
また、年齢が若いと子宮が未成熟なため、生理痛が強い場合があります。冷えも生理痛の原因となります。 原因となる病気がないか検査した上で、鎮痛剤、漢方薬、ピルなどで治療します。

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生理不順

正常な生理周期の目安は25日〜45日の範囲で、24日以内と短いものを頻発月経、46日以上と長い場合を稀発月経といいます。どらも、排卵が起こっている場合と、排卵が起こっていない場合があります。思春期で性的に成熟していない場合、閉経近くで卵巣機能が弱まっている場合に起こるものは一般には無治療で経過をみます。20歳〜40歳の成熟期女性の場合、ホルモンの分泌異常が疑われますので、ホルモン治療を行います。場合により、漢方薬や排卵誘発剤も使用します。
注意したいのは、頻発月経と思いこんでいたら、実は病気による不正出血だったという場合です。見分けにくいので、自己判断は禁物です。

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無月経

妊娠していないのに生理が90日以上ない場合を無月経といいます。もっとも多いのは、生理をコントロールする脳の視床下部や下垂体の機能低下です。ダイエットや激しいスポーツも原因となります。ほかに、高プロラクチン血症や、甲状腺や副腎皮質の機能異常、糖尿病などによって無月経となることもあります。無月経が長期間続くと子宮内膜に悪影響があり、子宮体がんのリスクが高まります。不妊の原因にもなります。ホルモン療法で治療します。

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晩発月経

初潮の平均年齢は12〜13歳で、多くの女性は10〜15歳の間に初潮を迎えます。15歳以上と、遅めの場合を晩発月経といいますが、18歳までに初潮があれば特に病気ではありません。ほとんどの場合それからの生理周期にも異常はみとめられません。一方、18歳をすぎても初潮が見られない場合は原発性無月経と呼ばれ、子宮や卵巣、膣、視床下部や下垂体になんらかの異常がある場合が多いので必ず受診が必要です。

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過多月経

1回の生理の経血量はだいたい50〜60g(ナプキン20枚程度)が標準とされ、量が150g以上(ナプキン60枚以上)の場合を過多月経といいます。重さや枚数を量ることは実際にはないのですが、ナプキンが1時間以上もたなかったり、昼間に夜用ナプキンを使ってももれてしまうほど多い出血があり、レバー上のかたまりが出る場合を過多月経と考えます。日数が8日以上続く過長月経を伴うことが多いです。
10歳代の女性の場合は、ホルモンのはたらきが整っていないために起こることがほとんどです。30歳代〜40歳代で起こる場合は、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症などの病気によって子宮内膜の面積が大きくなって出血量が増えることが原因として考えられます。原因となる病気の治療、貧血の治療を行います。また、低容量ピルを使用すると、生理が軽くなりますので、ライフスタイルに合わせてご提案します。

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過少月経

ナプキンがほとんど必要ない程度の出血量しかなく、1〜2日で生理が終わってしまう場合を過少月経といいます。
10歳代の女性では、無排卵によって過少月経になるケースがあります。性腺刺激ホルモンがうまく分泌されず、卵胞が成熟していないうちにしぼみ、子宮内膜が十分厚くならないうちに剥がれ落ちて生理がくるので、出血量が少なくなります。成熟期の女性でも、ストレスやダイエットなどによってホルモンバランスが乱れ、卵巣のホルモン分泌機能が低下して無排卵性の過少月経が起こります。10歳代の場合はそのまま経過観察することが多いですが、成熟期の女性の場合は、放置すると無月経に移行することもありますので、ホルモン治療を行います。

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不正出血

正確には、「不正性器出血」といい、生理とは別に外陰部、膣、子宮から異常出血がおきるものです。病気を原因とするものと、特に原因となる病気がない場合とがあります。 病気以外の原因で多いのが、ホルモンバランスの乱れによる出血で機能性子宮出血といい、ホルモン療法で治療します。排卵日付近に少し出血する排卵期出血は、排卵により一時的に卵胞ホルモンが減少するために起こるもので異常ではありません。
一方、不正出血の原因となる病気はたくさんあります、代表的なものは、膣炎、子宮筋腫、子宮膣部びらん、子宮頚管ポリープ、子宮頚がん、子宮体がんなどです。中でも、膣炎や膣部びらん、子宮頸がんなどの場合、セックスの刺激により、膣の内部や子宮頚部から出血が起こりやすくなります。

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更年期障害

閉経の前後5年を更年期といいます。日本人の閉経の平均が50.5歳ですから、更年期とはおよそ45歳から55歳をさすことになります。この時期になると卵巣からのエストロゲンの分泌が減少し、女性の心身に変化をもたらします。
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・顔や体のほてりや冷えに悩まされていませんか?

 →それはホットフラッシュかもしれません。ホルモン補充療法で軽快します。

・性交が苦痛になっていませんか?
 →更年期になると膣の粘膜が萎縮して分泌物が減り、
  性交痛が起こりやすくなります。ホルモン補充療法で軽快します。

・精神的な変化はありませんか?
 →エストロゲンの減少は精神面にも作用します。お薬で上手に更年期を乗り切りましょう。

・骨がもろくなって骨粗しょう症になります。
 →骨粗しょう症は将来の寝たきり生活につながります。一度骨密度を調べましょう。

・心血管系の疾患(心筋梗塞など)の危険が高まります。
 →高血圧、高脂血症、糖尿病をしっかりと管理しましょう。

ホルモン補充療法についてはこちらをご覧ください

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月経前緊張症(PMS)

生理のはじまる1週間ほど前から現れる、いらいら、頭痛、むくみ、乳房の痛みなどの不快な症状で、月経前症候群ともよばれます。排卵後に卵胞ホルモンや黄体ホルモンが過剰になるためなど、諸説考えられていますが、原因ははっきりしていません。生理がはじまれば症状はおさまりますが、日常生活に支障をきたす場合は治療を受けましょう。症状に応じて、鎮痛剤、精神安定剤、整腸剤を使用します。そのほか、漢方薬、低容量ピルも有用です。

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膣炎

膣には自浄作用がって、通常は病原菌が膣内に侵入しても感染しにくくなっています。ところが、過労などで抵抗力が落ちたり、性行為によって病原菌が感染すると、 膣に炎症が起き、かゆみやおりものの増加といった症状がでます。膣カンジダ症、膣トリコモナス症、非特異的膣炎、萎縮性膣炎などがあります。

膣カンジダ症

カビの一種のカンジダ・アルビカンスが膣に繁殖して起きます。抵抗力が落ちているとき、抗生物質やステロイドを内服しているときに起こりやすい他、性行為でも感染します。強いかゆみと、外陰部の熱感、白いぽろぽろしたおりものが特徴的です。膣錠と軟膏で治療します。

膣トリコモナス症

トリコモナスという原虫の感染によって起こる膣炎で、性行為による感染がほとんどです。外陰部のかゆみと、黄色〜緑色の泡状のおりものがでます。尿路系に感染することも多く、膀胱炎に似た症状を伴うことがあります。治療は内服薬で、トリコモナス原虫の駆除を行います。完全に治るには2週間ほどかかり、途中で治療をやめると再発することが多いので注意が必要です。パートナーも同時に治療を受けることが大切です。

非特異的膣炎

大腸菌やブドウ菌などの一般的な菌が原因の膣炎です。膣の中にはいろいろな雑菌が住み着いて、通常は膣の自浄作用で一定の数に抑えられえています。ところが、からだの抵抗力が落ちたり、ホルモンが崩れて自浄作用が働かなくなると、病原菌が繁殖して膣炎が起きます。黄色くクリーム状のおりものが増えます。かゆみはあまりありませんが、おりものが増えて外陰部がただれることがあります。時には下腹部が痛むこともあります。膣錠で治療します。

萎縮性膣炎

卵巣機能が低下して女性ホルモンの分泌が減り、膣の自浄作用が弱まって起こる膣炎です。黄色っぽい粘り気のあるおりものがでます。膣の潤いがなくなり、性交痛があったり、少しの刺激でも出血しやすくなります。膣錠や、ホルモン補充療法で治療します。

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性器クラミジア感染症

セックスにより、クラミジア・トラコマチスが感染して起こり、性感染症(STD)のなかで、もっとも頻度が高い病気といわれています。病気の場所は主に子宮の入り口(子宮頚管部)で、子宮頚管炎を起こします。感染が卵管、卵巣に向かって広がり、子宮付属器炎や骨盤腹膜炎を起こすこともあり、後遺症として不妊症の原因となることがあります。潜伏期間は1〜2週間で、多くは自覚症状のない子宮頚管炎です。下腹部痛や不正出血がある場合は、子宮付属器炎を疑う必要があります。抗生物質の内服で治療します。普通1〜2週間で治癒しますが、子宮付属器炎を起こしていると時間がかかります。パートナーも同時に治療することが大切です。

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性器ヘルペス

単純ヘルペスウイルスの感染により起こる性感染症(STD)です。外陰部に水泡や潰瘍ができ、、初感染期には強い痛みを伴います。一度感染すると、ヘルペスウイルスは仙髄神経に潜み、ストレスや疲労がたまったり、風邪をひいて抵抗力が落ちたときに再発します。抗ウイルス剤の内服や軟膏で治療します。初期感染だけでなく、再発しているときにセックスをしてもパートナーにうつしてしまうので、治療中はセックスは禁止です。

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淋菌感染症

男性の症状(尿道炎)が強いので、男性の病気とおもわれがちですが、近年女性にも増えています。パートナーが尿道炎を起こした場合は、一緒に検査を受けて治療しましょう。女性の場合は、自覚症状が少なく、子宮頚管炎の場合はおりものが少し多い程度です。子宮付属器炎を合併すると下腹部痛、発熱を伴うことがあります。内服や点滴治療を行いますが、近年薬剤が効かない耐性淋菌が増え、治りにくいケースもみられます。

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子宮下垂・子宮脱

子宮下垂は、子宮が正常の位置より下がって、膣内に出てしまった状態です。下腹部の違和感や圧迫感のほか、尿失禁がみられることもあります。 さらに進行して子宮の一部または全部が膣外に脱出すると子宮脱です。子宮の前にある膀胱や、後方にある直腸が一緒に脱出することも多くあります。 子宮を支える人体や骨盤底の筋肉が弱くなったために起こります。
当クリニックではペッサーリー挿入法により治療を行います。リング状のペッサーリーを膣内に入れて、子宮の脱出を抑えます。脱出の程度により手術が必要方や、ペッサーリーが合わない方は、手術可能施設へ紹介いたします。

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子宮内膜症

診療案内 婦人科子宮内膜が子宮の外(卵巣表面や骨盤内)に飛び、女性ホルモン(エストロゲン)の影響を受けて毎月の生理に合わせ増殖と剥離を繰り返すことで子宮内膜症の病巣が形成されます。 骨盤内で癒着を起こし、生理痛のみならず生理以外での腹痛や腰痛の原因になります。性交痛や排便痛を起こしたり、不妊の原因のひとつになることもあります。月経のたびに病巣が少しずつひろがり、回を重ねるごとに生理痛がしだいに強くなっていくのも特徴的です。
子宮内膜症が卵巣内に発生してできるのが卵巣チョコレート嚢腫です。卵巣に血液がたまってチョコレートのうようにドロドロした状態になるので、このように呼ばれます。 鎮痛薬、漢方薬により症状の改善をはかります。ホルモン治療として、GnRHアゴニストの注射や低容量ピルの内服があり、症状の改善に加え、病気の進行を抑えます。病変が大きい場合や、悪性化が疑われる場合は、手術可能施設へご紹介させて頂きます。

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子宮筋腫

子宮を作る筋肉細胞が女性ホルモン(エストロゲン)の影響を受けて増大することで形成され、日本では成人女性の5人に1人に存在するといわれています。 症状は、筋腫の大きさや個数、発生部位により異なりますが、生理痛や過多月経の原因となります。必ずしもすぐ治療が必要というわけではなく、症状の程度、年齢やライフスタイルを考慮して治療の有無を決めます。

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子宮腺筋症

子宮の内膜組織が、子宮筋層にもぐりこんでしまった状態です。病気が進行するにつれ、子宮の壁が徐々に分厚く硬くなり、子宮自体も大きくなります。30歳代後半から40歳代の人に多く発生します。激しい生理痛と、月経量の多さが特徴的です。治療は基本的には子宮内膜症と同じです。貧血の治療も大切です。

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多嚢胞性卵巣

卵巣の中にたくさんの嚢胞ができて、排卵しにくくなった状態で、生理不順や無月経の原因になります。卵巣には膨大な数の卵子のもと(卵胞)があります。何らかの原因で排卵ができなくなると、次第に卵巣の中に卵胞がたまって、嚢胞がたくさんでき卵巣の表面が硬くなります。すると下垂体からのホルモンを卵巣が受け取りずらくなり、ますます排卵が起こりずらくなり、生理がなくなってしまいます。ホルモン薬や低容量ピルの服用でホルモンのバランスを整えていきます。

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生理の調節

診療案内 婦人科毎月の生理は低容量ピルによって上手にコントロールできます。低容量ピルの服用により、確実な避妊に加え、生理が軽くなり(生理用品の節約につながります)、日数の微調整も可能です。ひと月だけ生理の日にちをずらしたい場合は、中容量ピルを使用します。

費用 中容量ピルによる生理移動 2000円
    低容量ピル      1か月分2500円

尚、生理の調節は自費診療です。初診料は1000円、再診料は500円となっております。

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避妊相談

妊娠するのは女性ですから、避妊は女性自らも行うべきです。ライフスタイルに合わせてご提案します。

低容量ピル・・・2500円(1か月分)

正しく飲めば避妊効果は99%以上です。避妊目的以外に、生理日程の微調整にも使用できます。また、服用2,3カ月目から、生理はずいぶん軽くなります。生理用品の節約につながります。また、毛がうすくなり、にきびが減るといったお肌に嬉しい効果もあります。年齢などに応じて1年に1度は定期的な血液検査、尿検査を行います。

緊急避妊・・・1回内服法(ノルレボ錠)15000円

避妊なしのセックスから72時間以内に服用することで妊娠する確率を下げられる(ゼロではないです)お薬がありますのでご相談ください。
あくまで臨時の避妊法です。避妊の継続として低容量ピルをおすすめしています。

尚、避妊相談は自費診療です。初診料は1000円、再診料は500円となっております。

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