当院では女性の泌尿器科専門医の診察を受けることができます。
泌尿器外来受診の際は必ず尿検査があります。
「おしっこが近い」「急におしっこにいきたくなって、トイレに間に合わない」「咳やくしゃみでもれる」など、おしっこの困った症状ご相談ください。
また、身近な膀胱炎についても、専門的な診察でしっかり対応いたします。
健康診断でよく指摘される尿潜血についても当院で可能な範囲で精査します。
※急性膀胱炎の方は院長による通常診察で対応しておりますので、どの曜日でも(水曜と休診日を除く)来院してください。

予約枠について
予約なしでも当日受付で窓口申し込み可能です。
ご予約の方は、WEB受付システムか、以下の専用ダイヤルにおかけください。
専門外来予約専用ダイヤル 090-9177-8358
予約枠
女性泌尿器外来 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午前 9:30~11:30 |
× | 〇 | × | × | △※ | × |
午後 16:00~18:00 |
× | × | × | × | × | × |
※7月1日(金)、8日(金)、8月19日(金)、26日(金)
予約専用ダイヤルの応対時間
予約専用ダイヤル | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
午前 9:30~13:00 |
× | TEL〇 | × | TEL〇 | TEL〇 | TEL〇 |
午後 16:00~19:00 |
× | TEL〇 | × | TEL〇 | × | × |
尿トラブルには以下のようなものがあります。恥ずかしがらずに受診し、尿トラブルを解消して、もっと快適な生活を送りましょう。
急性膀胱炎
急にトイレが近くなった、尿を出すときに痛む、残尿感がある、尿が濁っているなどの症状がでます。血尿がでることもあります。病原菌(多いのは大腸菌です)が尿道に侵入することが原因です。性行為などもきっかけになりますが、過労などのときは、免疫力が低下しており、特にきっかけなく膀胱炎になります。
※膀胱炎は急性症状のため院長による通常診察で対応しておりますので、どの曜日でも(水曜と休診日を除く)来院してください。後日、治りの確認のため、当院の泌尿器外来を受診し、専門医の診察を受けてください。

急性膀胱炎の症状で泌尿器外来を受診する方へ
泌尿器外来では、尿試験紙での検査だけをおこなうわけではありません。
- 尿沈渣の検査を行い、尿の成分を顕微鏡で観察します。
- 白血球の増加や、細菌の存在が認められた場合には、細菌感染による急性膀胱炎を疑い、原因となった菌を特定します。
- さらに、特定された菌の薬剤感受性試験を行います。この結果に基づいて治療に有効な薬を選択することができます。
膀胱炎かな?と思って市販の薬を飲んだけれどスッキリと治らない、などの場合も迷わずに泌尿器外来を受診しましょう。
尿に関するこんなお悩みをお持ちではありませんか?
泌尿器外来では、尿試験紙での検査だけをおこなうわけではありません。
- トイレが近い…
- 尿を出し終わってもなんとなくまだ残っている感じがする…
- 膀胱、尿道のあたりに違和感、不快感、痛みがある…
- 膀胱炎の薬を飲んでも、すぐに繰り返す…
- 検診で尿潜血を指摘された…
一見、ただの膀胱炎のように見えるこれらの症状ですが、背景には別の原因が隠れているかもしれません。特に、何度も繰り返す、薬を飲んでも治りが悪い、という場合には詳しい検査を受けることが望ましいです。
当院の泌尿器外来では、尿試験紙での一般的な尿検査だけでなく、尿沈渣、残尿測定、尿路超音波検査、尿細胞診といった複数の検査を組み合わせ、診断をすすめていきます。尿の困った症状をお持ちの方はご受診ください。
過活動膀胱
急におしっこに行きたくなってがまんできない、1日10回以上トイレに行く、というような状態です。その名の如く、膀胱の活動が過剰なためにおこります。膀胱と尿道を支える筋肉や靭帯が弱まってたるみ、膀胱の一番底にある多数の神経が、膀胱に尿が十分たまらないうちから活性化してしまうことが原因です。
夜間頻尿
夜間何度もトイレで目が覚めて、困っている状態です。
60歳以上の日本人の8割以上が、夜間1回以上尿意で目覚めています。困っていなければ問題ありません。就寝前の水分のとりすぎや、高血圧、加齢によるホルモン分泌の変化などのほか、睡眠障害が原因となることがあります。
腹圧性尿失禁
咳やくしゃみ、坂道を下る、重いものを持つなど、おなかに圧力が加わったときに尿がもれる状態です。膀胱と尿道を支える筋肉が出産や加齢に伴い弱まることや、尿道粘膜の萎縮が原因です。
血尿・尿潜血
なお、当院では膀胱鏡やCTの検査に対応できませんので、これらが必要なかたは高次施設へ紹介させて頂いております。
泌尿器外来で行う専門的な検査について
尿沈渣
尿には目に見えない様々な成分が含まれています。
尿中に出現する有形成分には、赤血球や白血球、上皮細胞、微生物、結晶などがありますが、これらは腎臓や尿路、ときには全身の疾患を反映しています。
尿沈渣の検査では、提出して頂いた尿を遠心分離機にかけ、有形成分を集めてそれらを顕微鏡で観察します。専用の染色液を用いることで、より詳しく観察することも可能です。
尿沈渣は尿から細胞を集めますので、痛みもなく、比較的簡単で、なおかつ多くのことを知ることが出来るとても有力な検査です。
尿沈渣で見られる各成分について
赤血球 | 多数認められた場合は、腎臓や尿路での出血、いわゆる血尿を意味します。膀胱炎などの炎症、腫瘍、結石など原因は様々です。血尿には、明らかに目で見て分かる肉眼的血尿のほかに、尿試験紙や顕微鏡で明らかとなる少量の出血による血尿があります。このような少しの出血も、尿沈渣で確認することができます。 |
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白血球 | 免疫に関係する細胞で、尿中に多くみられた場合には、腎臓・尿路における感染症や炎症などが考えられます。 |
上皮細胞 | 腎臓や膀胱、尿道の内側を覆っている細胞が剥がれ落ちて、尿中に出てくることがあります。アカが剥がれ落ちるように、健康な人でも新陳代謝によって上皮細胞が尿中にみられますが、細胞の量や形態によっては炎症や腫瘍など疾患の存在を意味することがあります。 |
微生物 | しばしば尿中に細菌、真菌(カビ)、原虫などが見つかる場合があります。女性に多い細菌感染による急性膀胱炎でも細菌が認められることがあり、診断のための重要な情報となります。 |
結晶 | 結晶の多くは正常な尿成分で、食事や尿の状態によって出現しますが、多量に認められる場合は尿路結石症が疑われる場合もあります。また、一部の疾患では特有の結晶が尿中にみられます。 |
尿細胞診
血尿や尿潜血がみられた場合や、尿沈渣で異形細胞が疑われた際には、より詳しい細胞の検査を行います。特殊な染色法を用い、専門の技師や医師が異常な細胞の有無を確認します。
残尿測定
排尿したあとに膀胱内に残っている尿の量を測定する検査です。排尿障害(尿を出す力の低下)の程度を評価することができます。排尿したあと、下腹部に超音波装置を当てて、膀胱内にどの程度尿が残っているかを観察し、量を測定します。痛みのない、短時間で終わる検査です。
尿路超音波検査
結石や腫瘍によって尿の通り道が狭まったり、塞がったりすると、腎臓に尿が貯まり(水腎症)、腰の痛みが生じることがあります。尿路超音波検査では、超音波装置を当てて膀胱や腎臓を観察し、こうした所見などがないかを確認します。