- 赤ら顔で悩んでいます。赤ら顔の原因は何ですか?
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赤ら顔は、顔の赤みがひかずに続いている状態です。
原因は主に、皮膚の炎症か、皮膚の下の毛細血管の拡張です。
皮膚の炎症は、アトピーや慢性的なこすれによって起こることが多いです。
皮膚の下の毛細血管の拡張は、若い人にもみられる毛細血管拡張症が原因の場合と、中高年にみられる酒さが原因の場合があります。
ほかには、マスクかぶれに使用するステロイドが原因の酒さ様皮膚炎があります。
- 赤ら顔の治療方法を教えてください。
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赤ら顔の原因が炎症の場合はその治療が必要となるので皮膚科に受診しましょう。
にきびやアトピーによる炎症のことが多いですが、アトピーの治療は大変難しいものです。にきびの治療には、内服薬や外用薬が皮膚科で処方されると思いますが、当院ですと、1相性の低容量ピル、フェイシャルレーザーをご提案できます。
赤ら顔の原因が毛細血管拡張の場合はヤグレーザーを用いたレーザーシャワーが有効です。皮膚表面の赤い毛細血管を、ヤグレーザーによる熱で壊して赤みを改善します。
婦人科で用いる漢方では、瘀血をとる桂枝茯苓丸が、赤ら顔のほてりをとることに効果が期待できます。
ステロイドが原因の赤ら顔(酒さ様皮膚炎)は、ステロイドを中止することが第一です。
- 赤ら顔を悪化させる食べ物はありますか?
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辛いものは控えておきましょう。辛いものをたべると血管がひろがりますので、血管が透けてみるようになり、赤ら顔が悪化してしまいます。
また、炎症による赤ら顔は乾燥が原因のことも多く、ビタミンをしっかりとって皮膚の乾燥を防ぐことも大切です。
- 赤ら顔は完治までどのくらいの期間が必要ですか?
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当院は皮膚科ではありませんので、治療としてではなく、スキンケアの一環で赤ら顔に効果のあるヤグレーザーを使用していますが、半年くらいが標準的な治療の目安のようです。
- 赤ら顔なのですが、よいスキンケア方法を教えてください。
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赤ら顔によいとされる化粧品がたくさんでていると思いますが、炎症による赤ら顔を改善するためには摩擦を防ぐこと、日焼け予防、保湿がなにより大切です。
摩擦予防のために、拭き取るメイク落としはやめて泡たっぷりの洗顔がよいでしょう。
- 赤ら顔を治す市販薬はありますか?
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いろいろなものが販売されていると思いますが、軟膏を使うのであれば皮膚科受診して相談することをおすすめします。
赤ら顔とひとくちに言っても、炎症によるのか毛細血管拡張なのか、見分けがつきにくいこともあります。そしてとくに炎症の場合、その治療が必要になってきますので、投薬については皮膚科専門医から処方を受けるほうがよいでしょう。
- 赤ら顔のレーザー治療に興味があります。どのような仕組みで赤みが改善するのでしょうか?
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赤ら顔の原因が毛細血管拡張の場合、レーザー治療が有効です。顔が赤くみえるのが、毛細血管が拡張して血液の色が透けてみえることで起きている場合、レーザーで毛細血管を焼いてつぶして赤みを改善します。
赤ら顔の方におすすめのヤグレーザーを用いたレーザーシャワーは、血液の色素(ヘモグロビン)の色に反応しやすいという点と、フェイシャルレーザーに比べて皮膚の深くまで届くことで、効果を発揮します。
- 生まれつき赤ら顔なのですが、治りますか?
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毛細血管は体中どこにでもあり、一般には毛細血管が広がったとしても赤みがでるわけではありません。皮膚が色白であったり薄かったりといった生まれつきの肌質で赤みがでやすくなります。
ヤグレーザーで毛細血管を焼いてつぶせば赤みは出づらくなるので効果に期待しましょう。
- 乾燥予防のためヒルドイドを使っていたら、顔が赤くなってしまいました。
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ヒルドイドは保湿剤としてよく使われるものですがその効果は血流をよくすることです。赤ら顔のうち毛細血管拡張が原因のものは、毛細血管を流れる血液が透けてみえることが原因なので、ヒルドイドで血流がよくなることが、赤ら顔を悪化させているのかもしれません。
乾燥は炎症による赤ら顔の原因となるので保湿は十分に行いたいところですが、顔の赤みが気になる場合はヒルドイドを塗り込むのではなく、化粧水を顔に染み込ませるようにつけるほうがよいでしょう。こすらずに染み込ませるようにということが大切です。
- 熱がないのに顔が赤いのはなぜ?
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毛細血管がひろがって血液が透けてみえているのでしょう。
- 赤ら顔にビタミンCは効くの?
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直接気効果は不明なので当院ではビタミン剤処方はしておりません。
ただしビタミンCお肌によいので、1日1200mg摂取をおすすめします。サプリメントで販売しています。
- 赤ら顔は自律神経と関係がありますか?
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更年期による交感神経の余分な高ぶりであるホットフラッシュで顔を熱く感じることがありますが、皮膚の赤みを伴うかは、皮膚の薄さや肌色によって個人差があります。
- 顔が赤くならないためにはどうしたらいいですか?
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毛細血管が広がって血流がふえると血液がすけてみえて顔が赤くなります。そのような状況になるのは、緊張状態、辛いものをたべたときでしょうか。これらを避けるとよいでしょう。顔を冷やして毛細血管を縮ませておくのもよいですね。
- 酒さになる原因は何ですか?
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酒さは、赤ら顔を起こす皮膚の病気のひとつです。両頬にみられ、全体に赤いタイプのほか、ボツボツしているタイプ、網目状のタイプなどがあります。
ストレスや気温の変化で症状に変化がみられるようですが、専門の皮膚科での診断と治療をおすすめします。
- 赤ら顔は更年期と関係ありますか?
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更年期は冷えのぼせといって、末端が冷えて中心に熱がこもってのぼせることが多いです。
中心がのぼせるときは血管が広がっているので発作的な顔の赤みを伴いやすいです。
更年期ののぼせを漢方やホルモン療法で治療すると、ホットフラッシュがおきているときの顔の赤みの改善を期待できます。
一方、いわゆる赤ら顔は、発作的なものではなく慢性的に顔に赤みがあることをさし、炎症や毛細血管の拡張が原因です。
- 赤ら顔にピルやホルモン療法は効きますか?
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ホルモン療法は、更年期症状のホットフラッシュのときにおきる一時的な顔の赤みには有効ですが、持続的な顔の赤みである、赤ら顔に直接的な効果はありません。
ピルは、男性ホルモンを抑制することによりニキビの改善が期待できます。赤ら顔の原因にひとつに、ニキビによる慢性炎症があげられます。ピルはニキビへの改善効果が期待できますので、結果的に赤ら顔に有効であることを期待します。
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